ご挨拶

 本法人は、2012年11月1日に設立され、翌2013年11月1日に税法上の非営利型法人となりました。設立以来、非営利の性格を基礎としつつも、民間資格の発行と、それを取得するための講座の運営を中心とする事業を営んで参りましたが、2015年1月に、学術団体として再編されました。

 本法人のミッションは、産業保健法務のプラットフォームを作ることです。産業保健法務の最終的なポイントは、仕組みと人の相互作用にあります。ですので、この組織に関わることで、その双方を得られ、また開発にも携われるようにしたいと考えています。

 なお、最終目的は、あくまで現場的、社会的な問題の解決と未然防止ですので、求められる知識には深さと幅が求められます。ですので、法律論を基軸としつつも、学際、国際、実践、理論の全てを重視します。とはいえ、特にこ難しい話ばかりする団体ではありません。刺激的で温かい、懐豊かな団体でありたいと考えています。

 講座では、関連分野の最先端の知識と具体的な現場事例の解決例などが伝えられ、ワークでの実践力強化も図られます。その他、年4回の事例検討会が既に2年間継続されて来ており、今後、問題解決や未然防止の成功例を発表し合うベスト・プラクティス発表会なども予定されています。

 会員制度には3種類あります。当法人が認定する法務主任者資格を持つ方の入会が認められる正会員制度、資格講座の受講者の方が入会を認められる準会員制度、どなたでも入会を認められる特別会員制度で、受けられる便宜に違いがありますが、いずれも重要な法人のメンバーです。

 皆様方の積極的な参加をお待ちしております。

 

近畿大学法学部教授 三柴 丈典