第8期講座カリキュラム内容

 

第8期メンタルヘルス法務主任者・産業保健法務主任者資格講座カリキュラム

本研究会は、2020年12月31日に活動を停止しました。
資格発行は、第8期(2018年11月〜2019年10月)で終了いたしました。
第8期メンタルヘルス法務主任者講座のe-ラーニングコースも受付を停止しております。

基礎コース1日目 2019年6月9日(日) 9:30~17:00 会場:東京

講師:三柴丈典

メンタルヘルス・産業保健法務とは

「メンタルヘルス法務」、「産業保健法務」とは何か、「メンタルヘルス法務主任者」、「産業保健法務主任者」とは組織内でどのような役割を果たすべき存在かをご理解頂くため、典型的な現場課題を示し、グループワークを行って頂いたうえ、解説します。
講師:三柴丈典

メンタルヘルス・産業保健法務とは(2・解説)

「メンタルヘルス法務」、「産業保健法務」とは何か、「メンタルヘルス法務主任者」、「産業保健法務主任者」とは組織内でどのような役割を果たすべき存在かをご理解頂くため、典型的な現場課題を示し、グループワークを行って頂いたうえ、解説します。
講師:島津明人

ポジティブ・メンタルヘルス

精神疾患の予防やそれに関わる問題解決の本質ともいえ、それらの先にあるともいえるポジティブ・メンタルヘルスについて、日本の第一人者である講師より学びます。
講師:高野知樹

精神科主治医とのコミュニケーションの取り方と精神疾患の基礎知識

精神科主治医が発行する一般的な診断書の読み取り方、彼らとのコミュニケーションの取り方などについて学習します。併せて、職場でよくみられる精神疾患について学習します。

基礎コース2日目 2019年6月30日(日) 9:30~17:30 会場:東京

講師:根本忠一

職場の環境改善のベストプラクティス

日本生産性本部が開発したJMI(Japan Mental Health Inventory:こころの健康調査)や、厚労省がストレスチェック制度の運用上の活用を推奨している職業性・新職業性簡易ストレス調査票を用いた職場の環境改善の経験を踏まえ、メンタルヘルスの実際と理念を学びます。
講師:向井蘭/森本英樹

産業保健に役立つ就業規則の作成法

黄金律のないメンタルヘルスや難病治療と就労の両立支援について、どのような就業規則を作成すれば、産業保健に貢献できるのか。弁護士であり、切れ味鋭い労働法務論を展開する向井氏、産業医であり社会保険労務士でもある森本氏の両者が、それぞれの専門性を活用し、従業員数約300名の企業をイメージして、厚生労働省のモデル就業規則をアレンジし、その趣旨を解説します。
講師:三柴丈典

ハラスメントと法(2時間)

ハラスメント、特にパワーハラスメント(モラルハラスメント)に関する法律論について、主要な裁判例を素材として、実務上の留意点を学習します。
講師:金塚たかし

精神障害者を適材適所する

障害者雇用促進法の改正により、多くの企業でこれまで以上に精神障害者に対する適正な人事労務管理が求められることになります。 そこで、精神障害者を適材適所するために必要なエッセンスを学習します。

アドバンストコース1日目 2019年7月21日(日) 9:30~17:00 会場:東京

講師:原俊之

産業医に関する裁判例

産業医が訴えられた例、産業医が深く関与した例のうち主要なものを取り上げ、その事案と裁判所の判断、得られる実務上の示唆を学びます。
講師:三柴丈典

職場における健康情報の取扱いについて

健康情報の中でも特に取扱いが難しいメンタルヘルス情報の適正な取扱いに関する法規制の現場課題への対応法の要点について学習します。
講師:森口次郎

中小企業の産業保健

資金、人材、信用など、さまざまな資源に恵まれず、法律の遵守自体が困難な中小企業が産業保健に取り組む意義、有効な方策について学習します。
講師:三柴丈典

難治性疾患と就業上の合理的配慮義務

現在、一方では、障害者雇用促進法の改正等により、事業者に対する難治性疾患の罹患者への就労支援の要求がかかり、他方では、高齢者雇用安定法の改正や人口構成の高齢化等により、その対象者が増える傾向にあります。そこで、法的に求められる合理的配慮の内容について学習します。産業保健スタッフには、病者の就業判定のみならず、就業支援が求められるようになると予想されるため、必須の知識になると思われます。

アドバンストコース2日目 2019年8月3日(土) 9:30~17:30 会場:東京

講師:田村綾子

精神障害者が利用できる公的支援制度と運用実態

企業内でメンタルヘルス不調者の就労が困難になった場合や離職が避けられない場合に、どのような公的支援制度(年金、福祉、人的支援など)を、どうすれば利用できるかなど、メンタルヘルス不調者が利用できる 公的支援制度の概要と運用の実態について、事例を踏まえて学習します。
講師:浜口伝博

産業医の仕事・産業保健スタッフの仕事

職場のメンタルヘルス対策や難治性疾患り患者への対応(特に治療と就労の両立支援)において産業医(専属・嘱託)とその他の産業保健スタッフが果たすべき役割について学びます。
講師:白波瀬丈一郎

精神科医が考える職場での自殺対策

職場のメンタルヘルスに関わるリスク管理の要として、自殺のサインが見られた時の対処法、万が一職場で自殺者が出たときの事業場としての対応について学習します。
講師:三柴丈典/白波瀬丈一郎

パーソナリティや発達に問題を抱える労働者への対応(2時間)

多くの職場で、パーソナリティや発達に問題を抱える労働者が増えており、それらを背景とする諸問題が生じています。そこで、そうした労働者への法的・医学的に適正な対応法と問題解決のあり方について学習します。

アドバンストコース3日目 2019年9月7日(土) 9:30~17:30 会場:東京

講師:三柴丈典

不調者の休・復職に関する法的留意点

メンタルヘルス不調その他の難治性疾患のり患者の休職・復職に関わる法的留意点につき、関係判例等に照らして解説します。
講師:瀬戸正則

リーダーシップ論とメンタルヘルス(成功例と失敗例)

様々な属性を持つ企業の経営・人事労務管理について、実践と学問の双方の視点で改善に取り組んできた講師が、実例を踏まえ、リーダーシップとメンタルヘルスの関係について論じます。
講師:三柴丈典

精神疾患・服薬と就労の関係について~法的視点から~

過去の代表的判例を素材として、医療・保健と法の発想の共通点と相違点を明らかにしながら、この問題への企業や産業保健スタッフとしての対応指針について解説します。
コメンテーター:高野知樹
ファシリテーター:三柴丈典

トラブル事例を素材としたケースワーク(2時間)

産業保健に関するトラブル事例を素材としたケースワークを行い、参加者間の知的・人的交流を図りつつ、実践的な問題解決や課題達成の手法について学びます。

アドバンストコース4日目 2019年9月28日(土) 9:30~17:30 会場:東京

講師:小川英郎

弁護士が説くメンタルヘルス対策のポイント ~労働者側の視点から~

労働者側弁護士の視点から、この問題について紛争が生じた場合、どのような請求をどのような順番で行うか、最後の落としどころに併せ、メンタルヘルス対策のポイント、特に法的紛争を回避するために望まれる使用者の対応について解説します。
講師:小島健一

弁護士が説くメンタルヘルス対策のポイント ~使用者側の視点から~

使用者側弁護士の視点から、メンタルヘルス不調者を出さず・法的紛争を回避するために重要なポイントを解説します。
講師:佐久間大輔

メンタルヘルス・産業保健に関する判例あれこれ

メンタルヘルス・産業保健に関する代表的な裁判例と最新の判例動向について学習します。
司会:三柴丈典/小川英郎/小島健一

ディベートセッション(2時間)

パーソナリティの問題が窺われ、精神疾患により休職していた労働者の復職の可否について、弁護士2名がディベートを交わします。